-
今回は小さなコンクリート補修の下地作りについて少し詳しく説明しますね。
まずは他に欠けそうな箇所はハンマー等で取り除き、ワイヤーブラシやブロワーでホコリを取る。
※Point※
接着面にホコリやゴミがあると、簡単に剥がれる可能性があるので注意しましょう。
プライマーを塗り、リペレジ 又は 樹脂モルタルを仕上げ面よりも少し高く盛りつける。
※Point※
わざと高く塗り、硬化後に削って面を揃えるイメージです。
この方がフラットで綺麗な面が出ます。
なので塗りの段階では綺麗に塗る必要はなく、コテで何度も押さえたりするのは無駄な手間となる。
硬化が始まり、リペレジの表面が白っぽくなればスクレーパーで余分な材料を削り取る。
※Point※
補修が広い場合や、樹脂モルタルを使用した場合はグラインダーで削り取る方がキレイに仕上がります。
完全に乾燥後、ツヤ感出し・境界線のボカシにCリペライニングを1〜2回塗る。
乾燥後、余分なライニング材をスクレーパーや#600ペーパーで取り除き、なるべく境界線を無くす。
※Point※
ライニングを塗った部分とそうで無い部分
のフチ(境界線)を消すことで、Cリペカラーを吹付けた時に境界線が浮き出なくなります。
なるべく薄い吹き付けで済むよう下地を作るのが重要なポイントです。
下地が完了したら調色したCリペカラーを繰り返し吹付け、下地が消えてベースとなる色が合えばOK。
#600ペーパーで全体をこすり、ツヤ感を出します。
あとは周囲の模様を模写するように模様を付け、違和感なくなじんだら完了です。
今回は下地までのポイントを重点に置いたレポートです。
これは他のジャンカや段差補修などにも共通するのでお役に立てれば幸いです。
次回は吹付け&模様付けのポイントを載せていきますね。
今回使用した材料で、当店で購入できるもの
------------------------------------------------------------------------
コンクリートの補修屋さんでは、打ち放しコンクリートの部分補修に使える道具や材料などを販売しております。
その他、誰にでもできる簡単なコンクリート補修方法なども公開中!
動画でもコンクリートに関する様々な補修方法など、現場で役立つ情報を発信中!