コンクリートの乾燥収縮によるひび割れ 2019/09/20

今回は、スラブ面に出来た


「乾燥収縮によるひび割れ」
を補修していきます。

 


コンクリート打設時、表面水分が急激に失われることで起こる現象です。
(※特に日差しの強烈な夏場に多い現象ですね)


ひび割れ深度は浅く、表層に集中していることがほとんどです。


調査では表面強度は十分に保たれていたため、見た目の改善のみ行います。



施工前

乾燥収縮クラック 施工前



チョークで囲ってる部分にひび割れが集中しています。




よく見ると、、、


乾燥収縮クラック 施工前 アップ


亀甲状に沢山ひび割れています。





「用意した材料」


ロイヤルW21

リペレジ 45分タイプ ホワイト

Cリペカラー #3 ダークグレー

・トーンカラー 黒・黄

 



「手順」


1・ 混和液を作ります(水を5~10 : ロイヤルW21を 1)


2・ 施工面を掃除し、刷毛で軽く湿らせます


3・ 混和液とリペレジを柔らかめに練り合わせ、金コテで大きく塗っていきます


4・ 半乾きになったらスクレーパーで余分な材料を取り除きます。


5・ 完全に硬化後、#600 耐水ペーパーで段差や塗り跡を馴染むまでよくこすります。


6・ ブロワでホコリを掃除します。


7・ Cリペカラーを調色します。 

※ 試吹きして色を確かめます。周囲の一番明るい色に合うようトーンカラーで微調整


8・ Cリペカラーを吹き付けます。 所々、#600耐水ペーパーで擦って馴染ませます。


9・ 模様付け用のトーンカラーを調色します。 色目や濃淡の違う色を3~4種類用意します。
※ トーンカラーを水で薄めたものを、模様付けパットに少量付けて目立たない所で色を確かめます。


10・ 模様付けパットで模様を付けます。 
※ 模様が合わない場合はスポンジ部分を手でちぎる等して調整します。





施工後 拡大画像
乾燥収縮クラック 施工後 アップ



施工後
乾燥収縮クラック 施工後





乾燥収縮クラック 施工後 全景





見た目はかなり改善されました。



また表層のひび割れなので、



微粒子ポリマーセメント(リペレジシリーズ)をペースト状にすれば充分詰まります。

 

 

 

 

 

今回使用した材料で、当店で購入できるもの

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