気泡・あばたを誰でも簡単きれいにする補修方法 2019/11/22

コンクリート擁壁に出来た気泡

 

傾斜があるほど出やすいピンホール(気泡)


簡単に、きれいに処理できる方法をおさらいしたいと思います。



↓ 施工前の状態

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工前 気泡 擁壁

 

 

 

 

 

 

 

階段部 補修前

 

 

 

 

 

 

 


全体にポツポツ気泡が出ている状態です。


基本的な手順としては、


埋める ⇒ 削る ⇒ こする


だけでOKです。




ただし、工程にちょっとしたコツと条件があります。



「埋める」

材料の条件


・微粒子の補修材である (大きな骨材が入っていない方が良い)
・明るい色目の補修材である 
・白華しにくい補修材である


コツ

・吸水調整を行う (補修材の水分が下地に吸われないように)
・気泡が多い場合、1つ1つ塗らずに全体的に塗ることで色が合いやすくなる
・硬化で材料が痩せるので、すこし盛り上げ気味に塗る




「削る」

・カッターの刃式のスクレーパーを使う
・材料が完全に固まる前に削りきる (逆に早すぎてもダメ)
・コンクリート面が見えるまで材料は完全に取り除く




「こする」

・耐水ペーパーの#600番を使用する
・材料が完全に硬化してから行う
・手のひら全体を使い、まんべんなく端から端までこする



これらの事を意識すれば、ほとんどの気泡処理はキレイに直るとおもいます。





■実際の手順  ()内は使用した材料名


 ① 吸水調整としてカチオン10倍以上希釈液(ロイヤルW21)を、施工面に塗布  
  ※濃いと色が残るので注意!

 ② 補修材(リペレジ#45 ホワイト)をラバーボウル内で耳たぶ程度に柔らかく練る

 ③ 5mm厚の金コテで全体にまんべんなく塗り込む

 ④ 気泡部分は少し盛り上がり気味に材料を塗る

 ⑤ 塗った部分の色が変わり始めるタイミングを見ながら、スクレーパーで材料を削り落とす

 ⑥ 完全に硬化したら#600のペーパーでまんべんなく擦る

 

ほとんどの場合はこれで完了です。




しかし、今回はもう少し手を加えてみました。(既存の補修部分を合わすため)


 ⑦ 吹付け専用カラー(Cリペカラー #2 グレー)を全体に吹付 2回吹き

 ⑧ 模様付けパットにて全体的に模様入れ(トーンカラー 黒)





↓ 施工が完了した写真です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回使用した材料で、当店で購入できるもの

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