コンクリートのレイタンス処理や洗い出しで出来た石目の再現! 2018/07/13

洗い出しとは・・・

コンクリートが固まる前に水などで表面を洗い出し、あえて骨材を見せる技法

 

レイタンス処理とは・・・

コンクリートを打ち継ぐ接着部がより強固になるよう表面処理をする事。

いろんな工法で脆弱な表面部(レイタンス)を取り除くことをいいます。

 

 

さて今回はそんなコンクリートの骨材が見えてる部分の補修を行います。

 

「石目って再現できるの?」って現場でよく聞かれるのですが・・・。

川平慈英さん風に言うと・・・

「出来るんです!!」

石目を出す為のテクニックを使えば石目部分で

大きく欠損してしまったこんな状態でも・・・

 

Before

プレキャスト 石目復元 補修 

 

After

プレキャスト 石目復元 補修 

こんな状態に・・・

「復元出来るんです!!!」

 

初めに石目以外の補修部分を

リペレジ”で成形し、”リペライニング”で素地調整までしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ石目の復元です。

 

あらかじめ補修箇所によく似た”骨材”と”セメント系補修材”を用意し

エアーガンに水をたっぷりと入れておきます。。。

 

もうお分かり頂けますね。

洗い出しの技法で補修材が固まる前に水を流すだけなんです( ̄ー ̄)ニヤ

 

欠損部が深い場合はあらかじめ樹脂材料などで

表面手前まで埋めておくのもポイントです。

 

私達の場合は、

砂・砂利・小石を”リペレジ”と一緒に”専用ボウル”でよく

混ぜ合わせてコテで塗ります。

この時に骨材の高さは後から調整できないので

塗るときの厚みには注意が必要です。

 

次に、用意しておいたエアーガンで水を吹付けます。

上から水で洗い流し、表面の補修材が流れ落ちる感覚です。

※ この工程はとにかくスピードが命。
特に夏場などは補修材がすぐ硬化してしまうので
スピーディーな作業をこころがけています。

すると余計な補修材が流され骨材が現れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

骨材の量がちょっと少ない気もしますが・・

隠れる場所なので良しとしました(;´∀`)